今日の笑顔

トンボの気持ち

夏休みに入って7月のある日の朝、職員室にいると子どもたちが呼びに来ました。
「先生、トンボがいる!!」「どこに?」「水道のとこ!」早速行ってみると、トンボが窓ガラスに向かって体をぶつけていました。「このままではかわいそうだね、採ってあげよう!」そう言って、子どもから借りた帽子で包むようにして採り、指先でつまんで子どもたちに見せました。
「ぼくも見せて・・、私も。」子どもたちの関心は高まったようです。
空にかざしたトンボの体には黄色く走るいくつもの帯や、シマ模様の羽、目玉の色、柔軟な体。子どもたちの気付きをうながしながら一緒に見ました。その時です。手を出してトンボに触ろうとする子どもがー。
「触らないでね、トンボを見てごらん。体が震えているのが見えるかな?」「・・・うん!え?!!(外の子どものまなざしも)」「トンボさんは怖がっているんだよ。だから、先生もそっと、そっとつまんでいるんだよ」そう言っていると、「先生、もう逃がして」懇願するようにある子が言いました。「そうだね、もうよく見たでしょう。じゃ、逃がしてあげるから、みんなでお別れしよう。」そういって、みんなでトンボを見送りました。指に伝わった震えるトンボの動きは、トンボの気持ちも伝わったようで、貴重な体験になりました。

セミがいる

今日は(午前中)今のところ、心配された台風の影響もほとんどなく子どもたちはいつものように屋外で遊んでいます。すると、ある子どもがやってきました。「先生、来て来て!」いつもの言葉です。行かなくてはいけません。「どうしたの?」「セミ、セミがいる」「じゃあ連れて行って!」一緒に園庭奥の桜の木の奥まで行くと「ほら、あそこ!」と教えてくれました。桜の枝に4匹。うち2匹は間近に。子どもたちを一人ひとり抱きかかえて「もっと近くで見てごらん」「あ、羽にシマシマが見える」嬉しい一言が聞こえました。先日、一緒にみたオニヤンマの時に、空に透かして羽を見あげたことを思い出すことでした。よく見ることがまた一歩、出来るようになっているのが嬉しいでした。

おやつタイムなう

1学期が終了して、夏休みです。でも、たくさんの子どもたちが幼稚園にきて過ごしています。

カメラに気付いて「ぴーす!」してくれました。

保護者の皆さんに、水筒の準備、毎日お願いしています。