今年度もバスの運転手さんが持って来てくださった稲を発泡スチロールの小さな田んぼで育てました。稲の成長を見ようと近づいていくと、そこにオタマジャクシがいっぱい遊びにきていて、大はしゃぎ!稲の成長もですが、オタマジャクシの成長にも興味深々。子どもたちはどんどん伸びていく稲の成長を身近に感じながら、見守りました。
先生に教えてもらいながら、稲刈りに挑戦。毎日食べているお米が出来るまでをちょっぴり体験してみました。
稲刈りをした後、米の脱穀に挑戦。ペットボトルのふたをつかって脱穀し、上手に一粒一粒たらいに入れています。その目はとても真剣。やり始めたら止まらないね。お互いに教えあいながら頑張っています。
その後はもみをとります。「手でむいてとってみよう!」先生にそう言われて、一生懸命とっています。でも、なかなかとれません。「とれない!できない!」そう言いながらも、必死です。
どうしたらむけるのか、教えてもらった子どもたちは一生懸命教えてもらった通りにもみすりをしています。
すり鉢をつかって、やわらかいボールでごしごし。小さなペットボトル(R-1ヨーグルトの容器)に入れて割りばしでつつきながらごしごし。それはそれは真剣。その後は、白いお米ともみ殻を分ける作業。
「何やってるの?」
「いいところに来た!あのさ、この緑色のたらいに白いお米入れて!こっちの白い方には殻を入れて!はいやって!」
子ども達同士で教えあいながら、必死に頑張っています。というより、楽しんでいます。
なかなかすぐには終わらない作業。自由遊びの時間のたびに代わるがわる子ども達が集まり、先生がいなくても作業が続いています。
集めたお米を見て…「たったこれだけ?お腹いっぱいならないじゃん!」
「めっちゃ大変!いつになったらお米が食べられるの?」
「こめ大郎を作った人、すごいよね。」
ほんとだね。米作りって大変だね。いろいろな人たちの思いが詰まった一粒一粒のお米。大事に大事に食べようね。
この体験をとおして、毎日おいしいお米が食べられることの喜びや感謝の気持ちを少しでも感じることができたら嬉しいな。米農家さん、いつもありがとうございます。